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SESと派遣の違いは? エンジニアにとってのメリット・デメリットのイメージ

SESと派遣の違いは? エンジニアにとってのメリット・デメリット

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公開日:2022.08.25

こんにちは!WebエンジニアのTomoyaです。

自分も勤めているSES企業、よく混在されやすい派遣企業との違いについて自分なりに整理してみました。

同じような疑問を抱いていた方の一助になりますと幸いです。

そもそもSESって?

SESとはSystem Engineering Serviceの略語で、

システムやソフトウェアの開発・保守・運用などの特定の業務に対して技術者を派遣するサービスのこと。

システム開発における業務委託契約の1種で、法的には準委任契約にあたる。

準委任契約(SES契約)とは?

クライアント企業とSES企業との間で結ばれる業務委託契約の一つ。

業務委託契約には以下の3種類が存在する。

  • 委任契約 ・・・受注した業務の『行為の遂行』を約束する契約
  • 準委任契約・・・委任契約の中で法律行為※を含まないもの
  • 請負契約 ・・・受注した業務の『成果物の納品』を約束する契約

※ 法律行為・・・当事者の意思表示により何らかの法的な効果を生み出す行為(モノの売買、税理士への業務委任など)

委任契約と請負契約の大きな違いは納品義務の有無です。

委任契約の内容は決められた期間業務を行う事(技術を提供する事)であり、成果物の納品に関して責任を負いません。

SESもこれに含まれます。

またSES企業で勤務するエンジニアは、雇用主であるSES企業と雇用契約・労働契約を結びます。

そのため、クライアント企業はSESエンジニアに対して指揮命令権がなく、直接指示を出すことは禁止されています。

クライアント企業が業務を依頼する場合は、SES企業に対して行われ、依頼を受けたSES企業がエンジニアに指示を出す形となります。

派遣契約とは?

クライアント企業と派遣企業との間で結ばれる契約。

派遣企業で勤務するエンジニアは、雇用主である派遣企業と雇用契約を結び、派遣先であるクライアント企業と労働契約を結ぶ形となります。

そのため、クライアント企業に指揮命令権があり、クライアント企業から派遣エンジニアに対して直接業務を依頼することができます。

また派遣契約に関しての取り決めは、労働者派遣法により制定されています。

派遣契約には3年ルールという決まりがあり、派遣期間は最大3年までとされています。また、最大3年をを経過した段階で、労働者を引き上げなければなりません。

2015年以前: 26の業種が3年ルールを例外的に免除されていた
2015年以降: 労働者派遣法改正により、例外なくすべての業種について3年ルールが適用されるようになった。

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